攻勢作戦に対する装甲支援

 北朝鮮地上軍装甲部隊は、独立的に、又は歩兵を直接支援し、対戦車作戦を実施し、機動及び追撃を通して領域の奪取及びCFC部隊の 殲滅を容易にする諸兵科連合作戦の一部として、戦闘において決定的な役割を演じ、作戦を行うことを目的とする。

 北朝鮮地上軍の戦車は、小グループで作戦を行うとき、通常、1個中隊につき1若しくは2個歩兵小隊、又は戦車が歩兵攻撃を支援する場合、その逆となる。大部隊作戦においては、1個機械化歩兵中隊が、独立任務を遂行する戦車大隊に配属される。同様に、戦車中隊が、強力な防御陣地を攻撃するとき、機械化歩兵大隊に配属される。配属中隊は、完全編制で使用されるか、又は必要により、分割及び分派される。

 北朝鮮地上軍の装甲及び歩兵部隊は、他方の弱点を補償するためにその戦闘力を各々使用しつつ、攻撃間のその努力を調整するものと予想される。戦車は、突進速度を維持し、CFCの車両及び強化陣地 の撃破を試みつつ、攻撃を推進する。

 装甲部隊は、歩兵兵器のほとんどよりも縦深深く火力を到達させることができ、北朝鮮地上軍の砲撃の下で前進中の歩兵を援護しつつ、トーチカ、鉄条網、及び地雷原(地雷処理ローラー及び鋤を使用して)のようなCFCの障害物を破壊するものと予想される。歩兵は、対戦車陣地の破壊、戦車による撃破目標の報告、及び修理中の損傷した戦車の援護を任務とする。

 北朝鮮地上軍装甲部隊は、歩兵と同じ種類の攻勢機動を実行し、行進からの直接攻撃に適している。接触移動において、戦車隊形は、攻撃隊形への迅速な移行を可能とする隊列で配置され、その集結地域を出発する。攻撃及び突破においては、北朝鮮地上軍の戦車隊形は、戦車と歩兵が同時にCFCの防御第1線に到着できるように選定される。戦車は、火力及び対人障害物の破壊により、歩兵の前進を支援する。戦果拡張作戦中、戦車は、CFCの防御陣地への突撃を行うに当たって、歩兵を援助する。ここでは、装甲車両の速度と衝撃力が、CFCに逆襲又は防御の増援を否定することが強調される。戦車は又、煙幕の使用による盲目化又は隠蔽により、CFCの防御拠点の迂回を援助する。追撃においては、北朝鮮地上軍装甲部隊の速度と機動力が、CFC部隊に対する直接的な圧力を維持し、最終的撃滅のために包囲するために使用される。

 戦闘の組織において、北朝鮮地上軍戦車旅団の部隊は、攻撃を実施する部隊の2個戦闘梯隊と予備に配属される。これらの梯隊は、その与えられた戦闘任務に従い増強される。

 北朝鮮地上軍の装甲隊形は、縦列、横列、楔形、V字型、及び右又は左梯隊を含む。

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最終更新日:2003/05/21

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